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理由で解く 理学療法士

立脚後期(足指離地直前、歩行周期約45〜50%)に単一のピークを持ち遊脚期は不活動という筋活動パターンは、蹴り出しを担う下腿三頭筋(底屈筋)の特徴である。
図は横軸に歩行周期(%)、縦軸に筋活動(低〜高)をとった折れ線グラフで、上部に踵接地(0%)・立脚期(0〜60%)・足指離地(60%)・遊脚期(60〜100%)の相区分が示されている。曲線は立脚初期(約10%)から立ち上がり、立脚期を通じて漸増して足指離地直前の約45〜50%で単一のピークを形成し、以後急峻に低下して足指離地(60%)でほぼゼロとなり、遊脚期は活動がほとんどない。この「立脚後期(前遊脚期・足指離地直前)に単峰のピークを持ち、遊脚期は不活動」というパターンは、立脚期に足関節を底屈させて蹴り出し(push-off)を生み出す下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋=底屈筋)の筋活動パターンである。下腿三頭筋は立脚中期以降に脛骨の前方回転を制動しながら活動を強め、足指離地の直前に最大となり推進力を発生させ、遊脚期には働かない。他の選択肢の筋は活動のピーク時期が異なる(大殿筋・中殿筋・大腿四頭筋は立脚初期、ハムストリングスは遊脚後期〜接地時)ため合致しない。よって正答は5の下腿三頭筋である。
| 筋 | 主な活動相 |
|---|---|
| 大殿筋 | 初期接地〜荷重応答期 |
| 中殿筋 | 立脚期(片脚支持期) |
| 大腿四頭筋 | 荷重応答期(立脚初期) |
| ハムストリングス | 遊脚終期〜荷重応答期 |
| 下腿三頭筋 | 立脚中期〜後期(蹴り出し) |
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