学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP55A010
理由で解く 理学療法士
車椅子座位で長時間・除圧不足の場合、体重が集中し骨突出のある殿部(坐骨・仙骨部)に高い圧が持続的にかかり褥瘡を生じやすい。選択肢中では仙骨部が該当。
褥瘡は骨突出部の軟部組織に持続的な圧迫が加わり血流障害を起こすことで発生する。好発部位は体位・姿勢により決まり、その姿勢で体重を支える骨突出部が危険となる。本症例は脊髄損傷による対麻痺で感覚・運動が障害され、圧迫や痛みを自覚できず自発的な体位変換も乏しい。加えて多忙で除圧(プッシュアップ等)を怠っているため、車椅子座位で荷重が集中する殿部の骨突出部に長時間の圧迫が持続する。選択肢の中では仙骨部が座位・臥位いずれでも荷重を受ける代表的な骨突出部であり、褥瘡発生の可能性が最も高い。予防には定期的な除圧、体圧分散クッション、皮膚の観察が不可欠である。
| 姿勢 | 好発部位 |
|---|---|
| 背臥位 | 仙骨部・踵骨部・後頭部・肩甲部 |
| 側臥位 | 大転子部・腸骨部・外果部 |
| 車椅子座位 | 坐骨結節部・仙骨部・尾骨部 |
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