学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP55A006
理由で解く 理学療法士

SIASの麻痺側運動機能テストは各項目0〜5点。図の点線と矢印は手技ではなく自動運動の最終到達域を示しており、膝・口テスト1点+股屈曲テスト2点+膝伸展テスト2点で合計5点となる。
SIASの麻痺側運動機能は各テストを0〜5点で採点し、0=全く動きが起こらない、5=健側と同様に正常に遂行できる、である。図中の点線は開始肢位を、実線と矢印は患者が自動運動で到達できた最終位置を表している点が本問の急所である。①膝・口テスト(上肢近位)は、挙げた手部が腹部付近で止まり乳頭にも口にも届いていないため、「肩のわずかな動きはあるが手部が乳頭に届かない=1点」に相当する。②股屈曲テスト(下肢近位)は、坐位で大腿がわずかに挙がり足部が辛うじて床から離れる程度で、「足部は床から離れるが十分に挙上できない=2点」となる。③膝伸展テスト(下肢近位)も、下腿が前方へ振り出され足部は床から離れるものの完全伸展に至らないため2点である。したがって3つのテストの合計は1+2+2=5点となり、選択肢1が正しい。設問の「関節拘縮がない場合」という条件は、到達域の不完全さが拘縮という機械的制限ではなく麻痺そのものに由来することを保証するためのもので、これにより図の運動域をそのまま運動機能の得点として読み取れる。なお本問で問われているのは提示された3テストの合計であり、麻痺側運動機能5項目(上肢遠位の手指テスト、下肢遠位の足パットテストを含む)全体の合計ではないことにも注意したい。
| テスト | 評価対象 |
|---|---|
| Knee-mouth test | 上肢近位 |
| 手指test | 上肢遠位 |
| Hip flexion test | 下肢近位(股) |
| Knee extension test | 下肢近位(膝) |
| Foot pat test | 下肢遠位 |
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