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理由で解く 理学療法士

QP54A032 理学療法治療学

出典:第54回理学療法士国家試験(2019)午前 問32
問題
疲労骨折が最も多いのはどれか。
選択肢
1 脛骨
2 骨盤
3 中足骨
4 腓骨
5 腰椎
解答
正解5(腰椎)
解説

選択肢の中では腰椎(腰椎分離症)が最も多い。腰椎分離症はL5関節突起間部に生じる疲労骨折で、成長期スポーツ選手に好発する。

疲労骨折は繰り返しの機械的ストレスにより、明らかな外傷なく骨に生じる微小骨折である。下肢では脛骨・中足骨・腓骨などが代表的だが、体幹では腰椎の関節突起間部に生じる腰椎分離症が疲労骨折の一種として非常に頻度が高く、特に伸展・回旋を反復する成長期のスポーツ選手に多発する。本問はこれらの選択肢の中で発生頻度が最も高い部位を問うており、腰椎(分離症)が選ばれる。腰椎分離症は第5腰椎に好発し、放置すると分離すべり症に進展しうるため、早期の安静と装具療法が重要である。

✗ 1. 誤り
脛骨
ランナーなど下肢疲労骨折の代表的部位だが、本問の正答部位ではない
✗ 2. 誤り
骨盤
疲労骨折としては比較的まれ
✗ 3. 誤り
中足骨
行軍骨折として知られる好発部位だが最多ではない
✗ 4. 誤り
腓骨
疲労骨折は生じるが頻度は高くない
✓ 5. 正しい
腰椎
腰椎分離症として成長期スポーツ選手に好発し、選択肢中最も多い
ポイント
  • 腰椎分離症=L5関節突起間部の疲労骨折
  • 成長期スポーツ選手に好発
  • 伸展・回旋の反復ストレスが原因
比較表
疲労骨折の好発部位
部位特徴・背景
腰椎(分離症)成長期スポーツ選手・伸展回旋反復
脛骨長距離ランナーに多い
中足骨行軍骨折・第2/3中足骨
腓骨ジャンプ・ランニング競技
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