学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP54A005
理由で解く 理学療法士
誤っているのは5の母指掌側外転である。掌側外転は手掌面に直角な方向への運動なのに、図は手掌面と同じ平面内で母指を開く橈側外転の測り方になっている。
1の手尺屈は、基本軸=前腕の中央線、移動軸=第3中手骨で、前腕から第3中手骨へ軸を取り尺側へ動かしており基準どおりである。2の指屈曲(MP)は、基本軸=第2〜5中手骨、移動軸=第2〜5基節骨で、側方から中手骨と基節骨のなす角をみており正しい。3の指外転は、指尖間の距離をcmで表示してもよいとされており、定規を当てて指の開きを測る図は基準に反しない。4の母指対立は角度では表せず、母指先端と小指基部(または先端)との距離をcmで表示するのが基準で、定規で距離を測る図は正しい。5の母指掌側外転は、基本軸=示指(橈骨の延長上)、移動軸=母指で、手掌面に直角な面での運動として測る。ところが図は手掌を下にしたまま、手掌面と同じ平面内で母指を示指から遠ざけており、これは橈側外転の測り方である。したがって誤っているのは5である。母指の外転は「掌側外転=手掌面に直角な面」「橈側外転=手掌面上」と、運動する面で区別することが要点になる。
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