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理由で解く 理学療法士

QP53P037 地域理学療法学

出典:第53回理学療法士国家試験(2018)午後 問37
問題
高齢者の転倒リスクに関連性が低いのはどれか。
選択肢
1 男性
2 視力障害
3 下肢筋力低下
4 認知機能低下
5 複数回転倒の既往
解答
正解1(男性)
解説

転倒は女性で多く、男性であること自体はリスク因子として関連性が低い。他はいずれも確立した転倒危険因子。

高齢者の転倒には多くの危険因子があるが、性別では骨量減少や筋量・活動性などから一般に女性の方が転倒・転倒後骨折が多いとされ、『男性』であることは転倒リスクとの関連が低い。一方、視力障害は障害物や段差の認識低下、下肢筋力低下はバランス・立ち直りの低下、認知機能低下は危険認知・注意の低下、複数回転倒の既往は最も強力な予測因子であり、いずれも確立した転倒危険因子である。転倒予防では下肢筋力・バランス訓練、環境整備、視力・服薬の管理が重要となる。

✓ 1. 正しい
男性
転倒は一般に女性で多く、男性はリスクとの関連が低い(正=関連が低い)
✗ 2. 誤り
視力障害
段差・障害物の認識低下により転倒リスクを高める
✗ 3. 誤り
下肢筋力低下
バランス保持・立ち直りが低下し転倒リスク増大
✗ 4. 誤り
認知機能低下
危険認知や注意の低下で転倒リスクが高い
✗ 5. 誤り
複数回転倒の既往
将来の転倒を最も強く予測する因子
ポイント
  • 転倒は女性に多く男性は関連が低い
  • 下肢筋力低下・視力障害・認知機能低下は主要な危険因子
  • 転倒既往は最も強い予測因子
比較表
高齢者の主な転倒危険因子
因子転倒との関連
下肢筋力低下高い
視力障害高い
認知機能低下高い
転倒既往(複数回)非常に高い
男性であること低い(女性で多い)
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