学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP53P016
理由で解く 理学療法士

割り座・バニーホッピングを示す痙直型両麻痺児には、抗重力の股関節伸展と体幹制御を促す膝立ち位での遊び(図3)が歩行準備として最も適切。
痙直型両麻痺で割り座(W座り)を多用し、バニーホッピング(両下肢同時の跳躍様移動)と交互性四つ這いを併用する児では、股関節屈曲・内転・下肢の分離運動の乏しさが背景にあり、抗重力の股関節伸展と骨盤・体幹コントロールの獲得が歩行(PCW使用)への鍵となる。図3の膝立ち位(high kneeling)は、股関節を伸展させ体幹を直立に保つ抗重力姿勢で、骨盤の安定と重心コントロールを要求するため、割り座・バニーホッピングの屈曲優位パターンに拮抗し、立位・歩行に直結する姿勢制御を育てる。テーブルでの積み木遊びは姿勢を保持したまま両手操作を引き出せる点でも適切である。一方、図1の腹臥位リーチは発達的に低い姿勢で直立位制御を促さず、図2の屈曲座位・図4の椅子座位でのリーチは姿勢要求が低く、いずれも本児の課題である股関節伸展・下肢分離の促進にはつながりにくい。したがって最も適切なのは3。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 避ける | 割り座(Wシッティング)・バニーホッピング(内転内旋を助長) |
| 促す | あぐら座・横座り(股関節外転外旋)・体幹回旋・交互性運動 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。