学習トップ理由で解く 理学療法士第10章 ▸ 一般 / QP53A050

理由で解く 理学療法士

QP53A050 基礎理学療法学

出典:第53回理学療法士国家試験(2018)午前 問50
問題
標準予防策〈standard precautions〉において、操作の後だけに手指衛生が必要なのはどれか。
選択肢
1 気管吸引
2 血圧測定
3 脈拍測定
4 体温測定
5 ベッド柵の操作
解答
正解5(ベッド柵の操作)
解説

WHOの手指衛生5つのタイミングに基づき、患者・患者周囲環境に触れた「後」に手指衛生を行う。患者に直接触れない環境(ベッド柵)操作は原則「後」のみでよい。

WHOの『手指衛生の5つのタイミング』では、(1)患者に触れる前、(2)清潔・無菌操作の前、(3)体液曝露リスクの後、(4)患者に触れた後、(5)患者周囲環境に触れた後、に手指衛生を行う。ベッド柵の操作は患者周囲環境への接触であり、原則として『触れた後』の手指衛生が求められる一方、患者本人に直接触れる訳ではないため『前』は必須とされない。気管吸引は無菌操作かつ体液曝露を伴うため前後とも必要。血圧・脈拍・体温測定は患者に直接触れるため接触前後ともに手指衛生が必要である。したがって『後だけ』でよいのはベッド柵の操作となる。

✗ 1. 誤り
気管吸引
無菌操作かつ体液(気道分泌物)曝露を伴い前後とも手指衛生が必要
✗ 2. 誤り
血圧測定
患者に直接触れるため接触前後ともに手指衛生が必要
✗ 3. 誤り
脈拍測定
患者に直接触れるため接触前後ともに必要
✗ 4. 誤り
体温測定
患者に直接触れるため接触前後ともに必要
✓ 5. 正しい
ベッド柵の操作
患者周囲環境への接触で、患者に直接触れないため原則『後』のみでよい
ポイント
  • WHO手指衛生5つのタイミング(前2・後3)
  • 患者に触れる操作は前後とも手指衛生
  • 患者周囲環境(ベッド柵)の操作は原則『後』のみ
比較表
WHO 手指衛生の5つのタイミング
タイミング内容
患者に触れる前
清潔/無菌操作の前
体液曝露リスクの後
患者に触れた後
患者周囲環境に触れた後
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