学習トップ理由で解く 理学療法士第13章 ▸ 一般 / QP53A049

理由で解く 理学療法士

QP53A049 地域理学療法学

出典:第53回理学療法士国家試験(2018)午前 問49
問題
介護予防における二次予防事業について正しいのはどれか。
選択肢
1 介護予防に関するボランティアを養成する。
2 基本チェックリストによって対象者を決定する。
3 要支援認定者を対象に運動機能向上教室を開催する。
4 居宅を訪問し要介護度改善のための理学療法を行う。
5 介護予防に関するパンフレットによる啓発活動を行う。
解答
正解2(基本チェックリストによって対象者を決定する。)
解説

二次予防事業は要介護状態に陥るリスクの高い高齢者(二次予防事業対象者)を早期発見して介入するもの。基本チェックリストで対象者を選定するのが該当する。

介護予防の一次予防は健康な高齢者全般への啓発・健康づくり(ポピュレーションアプローチ)、二次予防は要介護リスクの高い高齢者を早期に発見・把握し機能低下を予防する取り組み(ハイリスクアプローチ)である。基本チェックリスト(25項目)は、生活機能低下のおそれのある二次予防事業対象者を抽出するために用いられるため、二次予防事業に該当する。ボランティア養成やパンフレット啓発は一次予防、要支援認定者への教室や居宅での要介護度改善目的の理学療法は既に認定を受けた者への対応(介護給付・介護予防給付等)であり二次予防事業ではない。

✗ 1. 誤り
介護予防に関するボランティアを養成する。
地域全体への一次予防(基盤整備)に該当する
✓ 2. 正しい
基本チェックリストによって対象者を決定する。
二次予防事業対象者の選定手段で正しい
✗ 3. 誤り
要支援認定者を対象に運動機能向上教室を開催する。
要支援認定者は介護予防給付等の対象で二次予防事業ではない
✗ 4. 誤り
居宅を訪問し要介護度改善のための理学療法を行う。
既認定者への個別対応で二次予防事業ではない
✗ 5. 誤り
介護予防に関するパンフレットによる啓発活動を行う。
健康な集団への一次予防に該当する
ポイント
  • 一次予防=健康な高齢者全般への啓発(ポピュレーション)
  • 二次予防=リスクの高い高齢者を早期発見(ハイリスク)
  • 基本チェックリストで二次予防事業対象者を選定
比較表
介護予防の段階
段階対象
一次予防健康な高齢者全般啓発・ボランティア養成
二次予防リスクの高い高齢者基本チェックリストで対象者選定
三次予防要支援・要介護者重度化予防・機能維持
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