学習トップ理由で解く 理学療法士第6章 ▸ 一般 / QP52P081

理由で解く 理学療法士

QP52P081 臨床心理学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午後 問81
問題
模擬場面でのリハーサルを技法として用いるのはどれか。
選択肢
1 内観療法
2 箱庭療法
3 森田療法
4 認知行動療法
5 支持的精神療法
解答
正解4(認知行動療法)
解説

模擬場面でのリハーサル(行動リハーサル・ロールプレイ)は認知行動療法の技法。実際場面を想定した練習で適応的行動を獲得させる。

認知行動療法(CBT)は、認知(考え方)と行動の両面に働きかけて不適応な反応を修正する技法群である。その一つである行動リハーサル(behavioral rehearsal)は、対人場面など苦手な状況を模擬的に設定し、治療者とロールプレイで繰り返し練習させることで、実際場面での適応的行動やスキルを獲得させる。社会技能訓練(SST)でも同様に模擬場面のリハーサルが用いられ、CBTの流れに位置づけられる。

✗ 1. 誤り
内観療法
吉本伊信が創始した日本独自の療法。「してもらったこと・して返したこと・迷惑をかけたこと」を想起し自己洞察を深めるもので、模擬リハーサルは用いない
✗ 2. 誤り
箱庭療法
砂箱にミニチュアを配置し非言語的に内面を表現させる遊戯的・投影的療法。模擬場面の練習ではない
✗ 3. 誤り
森田療法
神経症に対し「あるがまま」を受け入れさせる日本発祥の療法。臥褥期などを経て不安への態度を変えるもので、リハーサルは用いない
✓ 4. 正しい
認知行動療法
行動リハーサル・ロールプレイで模擬場面を練習する技法を含む
✗ 5. 誤り
支持的精神療法
傾聴・共感・保証・助言により患者を心理的に支える療法で、模擬場面のリハーサルは主技法ではない
ポイント
  • 行動リハーサル・ロールプレイ=認知行動療法(CBT)/SSTの技法
  • 模擬場面で適応的行動・社会技能を練習する
比較表
代表的な精神療法とその特徴
療法特徴・技法
内観療法他者との関係を想起し自己洞察(日本発祥)
箱庭療法砂箱にミニチュアを配置し非言語的表現
森田療法「あるがまま」神経症に対する態度変容
認知行動療法認知の修正+行動リハーサル・ロールプレイ
支持的精神療法傾聴・共感・保証で心理的に支持
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