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理由で解く 理学療法士

QP52P029 理学療法評価学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午後 問29
問題
FIMについて正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 運動項目の1つに排尿管理がある。
2 認知項目の1つに問題解決がある。
3 認知項目の完全自立は42点となる。
4 補装具を使用して動作が自立していれば完全自立とする。
5 すべての評価項目が全介助の場合、評価点は0点となる。
解答
正解1(運動項目の1つに排尿管理がある。)、2(認知項目の1つに問題解決がある。)
解説

FIMは運動13項目・認知5項目の計18項目を各1〜7点で採点する。得点範囲は18〜126点で、全介助でも0点にはならない。

FIM(機能的自立度評価法)は運動13項目と認知5項目の計18項目を、それぞれ1点(全介助)から7点(完全自立)までの7段階で採点する。運動13項目はセルフケア6項目・排泄管理2項目(排尿管理・排便管理)・移乗3項目・移動2項目からなり、排尿管理は運動項目に含まれる。認知5項目は理解・表出・社会的交流・問題解決・記憶であり、問題解決は認知項目に含まれる。したがって選択肢1と2の記述が正しい。認知項目の満点は5項目×7点=35点であり、42点にはならない。補装具・自助具を用いて自立している場合は完全自立(7点)ではなく修正自立(6点)と判定する。全18項目が全介助(各1点)なら合計は18点であり、FIMの得点範囲は18〜126点だから評価点が0点になることはない。よって正解は1と2である。

✓ 1. 正しい
運動項目の1つに排尿管理がある。
運動13項目の排泄管理に排尿管理が含まれる。正しい記述。
✓ 2. 正しい
認知項目の1つに問題解決がある。
認知5項目は理解・表出・社会的交流・問題解決・記憶。正しい記述。
✗ 3. 誤り
認知項目の完全自立は42点となる。
認知は5項目×7点=35点が満点。42点とする記述は誤り。
✗ 4. 誤り
補装具を使用して動作が自立していれば完全自立とする。
補装具使用での自立は修正自立6点。完全自立とする記述は誤り。
✗ 5. 誤り
すべての評価項目が全介助の場合、評価点は0点となる。
全介助は各1点で18項目=18点が下限。0点とする記述は誤り。
ポイント
  • FIM=運動13項目+認知5項目、計18項目、各1〜7点
  • 認知満点35点、全体は18〜126点
  • 補助具使用の自立=修正自立(6点)、完全自立(7点)は補助具なし
比較表
FIMの構成と点数
項目内容・点数
運動13項目セルフケア・排泄管理・移乗・移動
認知5項目理解・表出・社会的交流・問題解決・記憶
採点各1(全介助)〜7点(完全自立)
合計範囲18〜126点
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