学習トップ理由で解く 理学療法士第6章 ▸ 一般 / QP52A078

理由で解く 理学療法士

QP52A078 臨床心理学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午前 問78
問題
自分自身が受け入れることができない衝動・観念を、他の人が持っているとする防衛機制はどれか。
選択肢
1 反動形成
2 合理化
3 否認
4 投影
5 抑圧
解答
正解4(投影)
解説

投影(投射)は自分の受け入れ難い感情・衝動を他者に帰属させる防衛機制。

投影(投射、projection)は、自分自身が認めたくない衝動・欲求・感情を、あたかも他者がそれを抱いているかのように外部へ帰属させることで不安を回避する防衛機制である。設問の『自分が受け入れられない衝動・観念を他の人が持っているとする』はこの定義そのものであり正答は投影。反動形成は本心と反対の態度をとること、合理化はもっともらしい理由づけ、否認は現実そのものを認めないこと、抑圧は受け入れ難い内容を無意識に押し込めることで、いずれも他者への帰属という点で該当しない。

✗ 1. 誤り
反動形成
受け入れ難い衝動と正反対の態度・行動をとる防衛機制。他者への帰属ではない
✗ 2. 誤り
合理化
満たされない結果にもっともらしい理由をつけて正当化する(すっぱいぶどう等)。設問と異なる
✗ 3. 誤り
否認
不安を起こす現実そのものを認めない防衛機制で、他者への帰属ではない
✓ 4. 正しい
投影
自分の受け入れ難い衝動・観念を他者が持っているとみなす防衛機制で定義に一致
✗ 5. 誤り
抑圧
受け入れ難い観念・衝動を意識から無意識へ締め出すこと。すべての防衛の基礎だが設問とは異なる
ポイント
  • 投影=自分の受け入れ難い感情を他者に帰属させる
  • 反動形成=本心と逆の態度、合理化=もっともらしい理由づけ
  • 否認=現実を認めない、抑圧=無意識へ押し込める
比較表
おもな防衛機制
機制内容
投影自分の受け入れ難い衝動を他者に帰属させる
反動形成本心と反対の態度・行動をとる
合理化もっともらしい理由づけで正当化する
否認不安を起こす現実を認めない
抑圧受け入れ難い内容を無意識に押し込める
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