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理由で解く 理学療法士

QP52A033 理学療法評価学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午前 問33
問題
脳血管障害の評価として用いられる評価法について正しいのはどれか。
選択肢
1 mRSの評価項目に筋緊張がある。
2 SIASの評価項目に意識障害がある。
3 GCSの評価項目に関節可動域がある。
4 NIHSSの評価項目にバランスがある。
5 Fugl-Meyer Assessmentの評価項目に感覚機能がある。
解答
正解5(Fugl-Meyer Assessmentの評価項目に感覚機能がある。)
解説

Fugl-Meyer Assessmentは運動・感覚・関節可動域・疼痛・バランスを含む総合的片麻痺評価で、感覚機能項目をもつ。

脳卒中評価は各尺度が測る対象を区別することが要点。Fugl-Meyer Assessment(FMA)は上下肢の運動機能に加え、感覚機能・関節可動域・疼痛・バランスを評価する総合的片麻痺評価であり、感覚機能項目をもつため選択肢5が正しい。他尺度は測定範囲が限定され、mRSは日常生活の自立度(障害度)、GCSは意識水準、NIHSSは神経学的脱落症状の重症度を主眼とする。

✗ 1. 誤り
mRSの評価項目に筋緊張がある。
mRSは日常生活の自立度を6段階で評価する障害度尺度で、筋緊張の項目はない
✗ 2. 誤り
SIASの評価項目に意識障害がある。
SIAS(脳卒中機能評価法)は運動・感覚・筋緊張・関節可動域・体幹・視空間認知などを評価するが、意識障害の項目はない
✗ 3. 誤り
GCSの評価項目に関節可動域がある。
GCSは開眼・言語・運動反応で意識水準を評価する尺度で、関節可動域は含まない
✗ 4. 誤り
NIHSSの評価項目にバランスがある。
NIHSSは意識・注視・視野・顔面麻痺・四肢麻痺・失調・感覚・言語などの神経脱落症状を評価するが、バランス独立項目はない
✓ 5. 正しい
Fugl-Meyer Assessmentの評価項目に感覚機能がある。
Fugl-Meyer Assessmentは運動・感覚・関節可動域・疼痛・バランスを含み、感覚機能を評価する
ポイント
  • FMAは総合的片麻痺評価(感覚項目あり)
  • mRS=障害度、GCS=意識、NIHSS=神経脱落症状
  • 各尺度の測定対象を区別
比較表
脳卒中の主な評価尺度
尺度主な評価対象
mRS日常生活の自立度(障害度)
GCS意識水準
NIHSS神経学的脱落症状の重症度
SIAS麻痺・感覚・筋緊張・体幹・高次機能
Fugl-Meyer運動・感覚・ROM・疼痛・バランス
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