学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP52A003
理由で解く 理学療法士

pH上昇+PaCO2低下+HCO3⁻正常=呼吸性アルカローシス。
動脈血ガスの読み方は、まずpHで酸塩基の傾きを判定する。pH 7.473は基準(7.35〜7.45)を上回るため「アルカローシス」。次に一次原因が呼吸性(PaCO2)か代謝性(HCO3⁻)かを見る。PaCO2 33.4 mmHgは基準(35〜45)より低下しており、CO2は酸性物質なので低下はアルカリ化に働く=pH上昇と方向が一致する。一方HCO3⁻ 22.8 mEq/Lは基準(22〜26)内で変化がなく、代謝性の関与や代償はほぼない。したがってpH上昇の主因はPaCO2低下=呼吸性であり、型は「呼吸性アルカローシス」と判定できる。なおPaO2 60.2 mmHgは低酸素血症を示し、過換気(呼吸数増加)の背景を示唆するが、酸塩基の型分類そのものはpHとPaCO2・HCO3⁻の関係で決まる。
| 病態 | pH | 一次性変化 |
|---|---|---|
| 呼吸性アシドーシス | 低下 | PaCO2 上昇 |
| 呼吸性アルカローシス | 上昇 | PaCO2 低下 |
| 代謝性アシドーシス | 低下 | HCO3⁻ 低下 |
| 代謝性アルカローシス | 上昇 | HCO3⁻ 上昇 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。