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理由で解く 看護師国試
腹膜透析は腹腔に留置したカテーテルから透析液を出し入れし、腹膜を透析膜として利用する。緩徐な除水のため心血管系への負担は血液透析より小さい。
腹膜透析は、手術で腹腔内にカテーテル(テンコフカテーテル)を留置し、透析液を腹腔に注入して腹膜を半透膜として老廃物と水分を除去する在宅治療である。したがって「腹腔にカテーテルを挿入する」が正しい説明となる。合併症として最も重要なのはカテーテルからの細菌侵入による腹膜炎であり、「腸炎」ではない。入浴はカテーテル出口部の状態が安定していれば、出口部を保護する等の方法で可能であり、全面的に禁止されるものではない。また腹膜透析は24時間かけて連続的に緩徐に除水するため、短時間で急激に除水する血液透析に比べ血圧変動が少なく、心血管系への負担はむしろ小さい。週3回の通院が難しいAさんには、通院が月1〜2回程度で済む点も利点となる。
| 項目 | 血液透析 | 腹膜透析 |
|---|---|---|
| 場所・頻度 | 医療機関へ週3回・1回4〜5時間 | 在宅で毎日(通院は月1〜2回) |
| アクセス | 内シャント(バスキュラーアクセス) | 腹腔内カテーテル |
| 除水 | 短時間で急速→血圧変動が大きい | 連続的・緩徐→心血管系の負担が少ない |
| 主な合併症 | 不均衡症候群・シャントトラブル・低血圧 | 腹膜炎・出口部感染・被囊性腹膜硬化症 |
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