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理由で解く 看護師国試
常位胎盤早期剝離の二大リスク因子は妊娠高血圧症候群と早剝の既往。血管病変と反復性がキーワード。
常位胎盤早期剝離は、正常位置に付着した胎盤が胎児娩出前に子宮壁から剝がれる産科救急疾患である。発症機序として脱落膜の血管病変(らせん動脈の攣縮・虚血)による胎盤床の出血が想定されるため、血管障害を基盤とする妊娠高血圧症候群は最も重要なリスク因子となる。また一度早剝を起こした妊婦は次回妊娠での再発率が明らかに高く(約10倍とされる)、既往歴も強いリスク因子である。ほかに外傷(腹部打撲)、喫煙、絨毛膜羊膜炎、急激な子宮内圧の低下(羊水過多の破水など)もリスクとされる。
| 項目 | 常位胎盤早期剝離 | 前置胎盤 |
|---|---|---|
| 主なリスク因子 | 妊娠高血圧症候群・早剝既往・外傷・喫煙 | 帝王切開既往・経産・高年・多胎 |
| 腹痛 | 持続的で強い(子宮は板状硬) | 原則なし(無痛性) |
| 出血 | 内出血が主体で外出血は量と重症度が一致しない | 警告出血など反復する外出血 |
| 胎児への影響 | 急速に胎児機能不全へ進行 | 出血量に応じて影響 |
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