学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第5章 ▸ 一般 / Q115A055
理由で解く 看護師国試
直達牽引は骨に鋼線(キルシュナー鋼線など)を刺入して直接骨を牽引する方法。強い牽引力をかけられるが、刺入部の感染に注意する。
直達牽引は、キルシュナー鋼線やスタインマンピンを骨に刺入し、骨に直接牽引力を加える方法である。骨を直接引くため大きな牽引力(体重の1/7〜1/10程度など)を持続的にかけることができ、大腿骨骨折の整復・固定の待機などに用いられる。一方、介達牽引(スピードトラック牽引など)は絆創膏や弾性包帯を介して皮膚から間接的に牽引する方法で、牽引力は弱く(おおむね数kg以内)、皮膚トラブルの観察と弾性包帯の緩み・ずれに応じた巻き直しが必要になる。弾性包帯の巻き直しは介達牽引の説明であり、直達牽引では鋼線刺入部の感染徴候(発赤・腫脹・滲出液)や神経障害の観察が重要となる。
| 項目 | 直達牽引 | 介達牽引 |
|---|---|---|
| 牽引の方法 | 骨に鋼線・ピンを刺入して直接牽引 | 絆創膏・弾性包帯を介して皮膚から牽引 |
| 牽引力 | 強い(大きな重量をかけられる) | 弱い(数kg程度まで) |
| 主な合併症・注意 | 刺入部感染、神経・血管損傷 | 皮膚トラブル、包帯の緩み(巻き直しが必要) |
| 代表例 | 鋼線牽引(キルシュナー鋼線) | スピードトラック牽引、グリソン牽引 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。