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理由で解く 看護師国試
Ⅱ型呼吸不全をきたしやすいCOPDでは、SpO2(目安88〜92%程度)を指標に低流量・低濃度から酸素を調節し、CO2ナルコーシスを防ぐ。
COPD患者は慢性的な高二酸化炭素血症のため呼吸中枢が低酸素刺激に依存しており、高濃度酸素を投与すると換気が抑制されてCO2ナルコーシス(意識障害・呼吸抑制)をきたす危険がある。そのため酸素はSpO2をモニタリングしながら低流量・低濃度から開始し、目標SpO2(一般に88〜92%程度)を維持するよう投与量を調節する。SpO2は非侵襲的・連続的に酸素化を評価でき、投与量調節の実用的な指標となる。鼻カニューレの実用的な上限は約6L/分であり(それ以上は鼻粘膜の乾燥・不快が強く吸入酸素濃度も上がりにくい)、8L/分は誤り。高流量・高濃度投与は酸素中毒やCO2ナルコーシスを防ぐどころか、むしろその原因となる。
| 器具 | 流量・特徴 |
|---|---|
| 鼻カニューレ | 〜6L/分(吸入酸素濃度 約24〜44%)。会話・食事が可能 |
| 簡易酸素マスク | 5〜8L/分(5L/分未満はCO2再呼吸の危険) |
| ベンチュリーマスク | 酸素濃度を24〜50%で正確に設定可能。CO2ナルコーシスが懸念されるCOPDに適する |
| リザーバー付マスク | 高濃度(60%以上)投与が可能 |
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