学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第11章 ▸ 状況設定 / Q114P120
理由で解く 看護師国試
帯状疱疹が疑われる場合、皮疹がデルマトームに限局しているか全身に播種しているかの視診が最優先。汎発性なら免疫低下と空気感染対策が問題となる。
左胸部から腋窩にかけて神経分布(デルマトーム)に沿うピリピリした痛みと水疱を伴う浮腫性紅斑は、帯状疱疹に典型的な所見である。ここで優先すべきは、皮疹が片側のデルマトームに限局しているのか、全身に広がる汎発性(播種性)帯状疱疹なのかを視診で確認することである。汎発性であれば重い免疫機能低下が背景にある可能性が高く重症化しやすいうえ、水痘と同様に空気感染するため、集団生活の場である避難所では水痘未罹患者への感染拡大防止(隔離・搬送)が直ちに必要となる。皮疹の分布は視診で客観的かつ即座に確認でき、その後の対応(医療機関への搬送・感染対策)を左右するため、優先度が最も高い。
| 項目 | 限局性帯状疱疹 | 汎発性帯状疱疹 |
|---|---|---|
| 皮疹の分布 | 片側の1〜数デルマトームに限局 | デルマトームを越えて全身に播種 |
| 背景 | 加齢・ストレス等による免疫低下 | 高度の免疫機能低下を示唆 |
| 感染対策 | 水疱部の接触感染に注意(被覆) | 水痘に準じた空気感染対策・隔離が必要 |
| 対応 | 抗ウイルス薬による早期治療 | 医療機関への搬送・入院治療を検討 |
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