学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第9章 ▸ 状況設定 / Q114P116
理由で解く 看護師国試
血管性認知症では感情失禁(情動失禁)が特徴的で、料理の段取りができない様子は実行機能障害を示す。
血管性認知症は多発性脳梗塞などの脳血管障害を基盤とし、感情のコントロールが障害されてささいなことで怒ったり泣いたりする感情失禁(情動失禁)が特徴的である。Aさんの「ささいなことに怒ったり、急に泣き出す」はこれに該当する。また、料理の作り方を何度も確認し家事に時間がかかる様子は、物事を計画し段取りよく遂行する能力の障害である実行機能障害を示している。観念奔逸は躁状態、強迫行為は強迫症、心気妄想はうつ病でみられる症状であり、本事例の記述には合致しない。
| 項目 | 血管性認知症 | アルツハイマー型認知症 |
|---|---|---|
| 原因 | 脳梗塞・脳出血など脳血管障害 | アミロイドβ蓄積などの変性 |
| 経過 | 階段状に悪化 | 緩徐に進行 |
| 症状の特徴 | まだら認知症・感情失禁 | 記憶障害から全般的に進行 |
| 随伴症状 | 片麻痺など局所神経症状を伴いやすい | 初期は神経症状が目立たない |
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