学習トップ理由で解く 看護師国試第3章 ▸ 一般 / Q114P080

理由で解く 看護師国試

Q114P080 健康支援と社会保障制度

出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問80
問題
日本の人口動態統計の死因別死亡率の年次推移をグラフに示す。Cの死因はどれか。
図
選択肢
1 肺炎
2 老衰
3 心疾患
4 脳血管疾患
5 悪性新生物〈腫瘍〉
解答
正解2(老衰)
解説

近年低値から急峻に上昇して他死因を追い抜く線が老衰であり、グラフのCに一致する。

グラフは死因別死亡率(人口10万対)の年次推移で、A〜Eの5本の線が示される。最上位で一貫上昇のAが悪性新生物、2番目のBが心疾患、と上位2つは順位が安定している。Cは黒い太い破線で、2003年頃の約18という低い値から急峻かつ連続的に上昇し、2022年には約140へ達して他の線を追い抜いている。この「近年になって急激に増加する」パターンは老衰の特徴であり、実際に老衰は近年順位を上げ、脳血管疾患や肺炎を上回るようになった。一方、D(脳血管疾患)は緩やかに低下、E(肺炎)は2017年頃の死亡診断書上の扱いの変化を反映して段差状に低下している点で、Cの急上昇とは明確に異なる。したがってCの死因は老衰である。

✗ 1. 誤り
肺炎
グラフのE線に相当。2012〜2016年頃に約100まで上昇した後、2017年頃を境に段差状に急低下し2022年に約60となる(Cではない=誤)
✓ 2. 正しい
老衰
グラフのC線(黒い太い破線)に相当。2003年頃の約18から急峻に上昇し続け、2022年には約140へ達して脳血管疾患・肺炎を追い抜く。この近年の急増がCの特徴と一致する
✗ 3. 誤り
心疾患
グラフのB線に相当。約125から約185へ緩やかに上昇し、常に2番目に高い(Cではない=誤)
✗ 4. 誤り
脳血管疾患
グラフのD線に相当。約105からほぼ横ばい〜緩やかに低下し約85となる(Cではない=誤)
✗ 5. 誤り
悪性新生物〈腫瘍〉
グラフのA線(最上位の点線)に相当。約245から約315へ一貫して上昇し常に最も高い(Cではない=誤)
ポイント
  • 死亡率順位(近年)=悪性新生物>心疾患>老衰
  • 老衰は近年急上昇し2018年に脳血管疾患を抜いた
  • 図表問題は曲線の傾き(急上昇=老衰)で判断
比較表
日本の主な死因(死亡率の近年の傾向)
死因傾向
悪性新生物第1位で最多、緩やかに上昇
心疾患第2位、高水準で推移
老衰急上昇し上位へ
脳血管疾患低下・横ばい
肺炎分類変更後やや低下
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 看護師国試
App Store入手