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理由で解く 看護師国試

Q114P019 基礎看護学

出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問19
問題
長期臥床している患者の仰臥位時のポジショニングを図に示す。Aの位置にクッションを挿入する目的はどれか。(図参照:Aは足底部)
図
選択肢
1 褥瘡の予防
2 尖足の予防
3 腓骨神経麻痺の予防
4 深部静脈血栓症の予防
解答
正解2(尖足の予防)
解説

足底に当てるクッションは足関節を背屈位(約90°)に保ち、底屈拘縮である尖足(下垂足)を予防する。

Aの矢印と破線の楕円は、足底に当てられた楔形クッションを示している。長期臥床では、掛け物の重みや下肢の自重によって足関節が底屈位に固定されやすく、下腿三頭筋やアキレス腱が短縮して尖足(下垂足)拘縮を生じる。足底にクッションを当てて足関節を背屈位(約90°)に保持することで、この尖足を予防できる。図のAはまさに足底を支えるクッションを指しており、目的は尖足の予防である。よって正答は2。

✗ 1. 誤り
褥瘡の予防
Aは足底に当てたクッションであり、骨突出部の除圧という褥瘡予防が主目的の配置ではない
✓ 2. 正しい
尖足の予防
Aのクッションは足底に接して足関節を背屈位(約90°)に保持し、底屈拘縮である尖足(下垂足)を防ぐ
✗ 3. 誤り
腓骨神経麻痺の予防
腓骨頭外側の圧迫回避が目的の部位で、足底のクッションでは対処部位が異なる
✗ 4. 誤り
深部静脈血栓症の予防
下肢挙上や間欠的空気圧迫などが対策であり、足底クッションはこれに該当しない
ポイント
  • 足底支持=足関節を背屈位に保ち尖足を予防
  • 尖足=足関節底屈位での拘縮
  • 腓骨神経麻痺は腓骨頭外側の圧迫で生じる
比較表
臥床患者で予防すべき合併症と対策
合併症予防策
尖足足底支持・背屈位保持
褥瘡体位変換・除圧
腓骨神経麻痺腓骨頭外側の圧迫回避
深部静脈血栓症下肢運動・弾性ストッキング
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