学習トップ理由で解く 看護師国試第8章 ▸ 必修 / Q114P007

理由で解く 看護師国試

Q114P007 母性看護学

出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問7
問題
妊娠初期の感染で児に難聴が生じる可能性が高いのはどれか。
選択肢
1 水痘
2 風疹
3 麻疹
4 流行性耳下腺炎
解答
正解2(風疹)
解説

妊娠初期の風疹感染は先天性風疹症候群(難聴・白内障・心奇形)を起こす。

妊娠初期(特に妊娠20週頃まで、なかでも12週以前)に妊婦が風疹に初感染すると、経胎盤感染により先天性風疹症候群〈CRS〉を発症するおそれがある。三大症状は感音難聴・白内障・先天性心疾患(動脈管開存症など)で、時期が早いほどリスクが高い。予防には妊娠前のワクチン接種と抗体確認が重要である。

✗ 1. 誤り
水痘
妊婦感染で先天性水痘症候群(皮膚瘢痕・四肢低形成等)を起こしうるが難聴が特徴ではない
✓ 2. 正しい
風疹
先天性風疹症候群として難聴・白内障・心疾患を生じる
✗ 3. 誤り
麻疹
妊婦感染は流早産のリスクとなるが先天奇形としての難聴は特徴的でない
✗ 4. 誤り
流行性耳下腺炎
流行性耳下腺炎(ムンプス):後天性の難聴の原因にはなるが妊娠初期感染による先天難聴の代表ではない
ポイント
  • 先天性風疹症候群=難聴・白内障・心疾患
  • 妊娠早期ほどリスク大
  • 妊娠前のワクチン接種で予防
比較表
妊娠中の母子感染の代表
病原体児への主な影響
風疹ウイルス先天性風疹症候群(難聴・白内障・心疾患)
水痘ウイルス先天性水痘症候群(皮膚瘢痕・四肢低形成)
サイトメガロウイルス難聴・精神発達遅滞
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