学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第7章 ▸ 状況設定 / Q113A103
理由で解く 看護師国試
食道閉鎖症では上部食道が盲端のため唾液を嚥下できず、口腔内に泡沫状(あわ状)の唾液があふれ出るのが出生直後からの特徴的所見。
先天性食道閉鎖症は食道が途中で途切れる先天奇形で、最多のGross C型(約85%)では上部食道が盲端、下部食道が気管と瘻孔でつながる。上部食道が盲端であるため児は唾液を胃へ嚥下できず、出生直後から口腔・鼻腔に泡沫状の唾液が絶えず流出する。胎児期には羊水を嚥下できないため羊水過多となり、Aちゃんの出生前所見とも一致する。哺乳させるとむせ・チアノーゼ・誤嚥を起こすため、疑ったら哺乳前にカテーテルの胃内挿入可否で確認する。嘔吐系の症状は胃内容が食道へ逆流して起こるものであり、そもそもミルクが胃に到達しない本疾患の初発症状としては合わない。
| 疾患 | 特徴的な症状・所見 | 発症時期 |
|---|---|---|
| 先天性食道閉鎖症 | 泡沫状唾液、羊水過多、胃管が挿入できない | 出生直後 |
| 十二指腸閉鎖症 | 胆汁性嘔吐、ダブルバブルサイン | 出生後早期 |
| 肥厚性幽門狭窄症 | 噴水状嘔吐(非胆汁性) | 生後2〜3週 |
| 腸閉塞・イレウス | 腹部膨満、鏡面像(ニボー) | 原因による |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。