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理由で解く 看護師国試
術後1日の発熱は組織破壊産物の吸収による吸収熱がまず考えられ、加えて本症例ではカテーテル刺入部の発赤・熱感からカテーテル関連血流感染症が疑われる。所見のない肺炎・腎盂腎炎・創部感染は否定的。
各感染源を所見と照合して除外していく。呼吸音異常なし・SpO2 97%・胸部X線異常なしから肺炎は否定的、腰背部痛なし・尿沈渣に白血球なしから腎盂腎炎も否定的、術創部に腫脹・発赤・熱感がないため術創部感染(通常は術後3日以降に顕在化)も考えにくい。一方、術後1〜2日の発熱は手術侵襲で破壊された組織の分解産物吸収による吸収熱として一般的にみられる。さらに左手の末梢血管内カテーテル刺入部に発赤・熱感という局所炎症所見があり、白血球11,900/μL・CRP 11.4mg/dLの上昇と合わせてカテーテル関連血流感染症〈CRBSI〉が考えられる。
| 原因 | 好発時期 | 手がかりとなる所見 |
|---|---|---|
| 吸収熱 | 術後1〜2日 | 他の感染巣所見がない生理的発熱 |
| 肺炎・無気肺 | 術後早期〜数日 | 呼吸音異常・SpO2低下・胸部X線異常 |
| 尿路感染(腎盂腎炎) | 術後3日前後〜 | 腰背部痛・尿中白血球 |
| 術創部感染 | 術後3日以降 | 創部の発赤・腫脹・熱感・排膿 |
| カテーテル関連血流感染症 | 留置中いつでも | 刺入部の発赤・熱感、原因不明の発熱 |
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