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理由で解く 看護師国試

Q113A046 成人看護学

出典:第113回看護師国家試験(2024)午前 問46
問題
自助具を図に示す。関節リウマチによって肩関節に痛みがある患者の関節への負担を軽減する自助具で適切なのはどれか。(図参照:1 万能カフ/2 長柄ブラシ/3 コップホルダー/4 ボタンエイド)
図
選択肢
1 1
2 2
3 3
4 4
解答
正解2(2)
解説

長柄ブラシは柄が長くリーチを延長するため、肩を挙上・過度に可動させずに遠い部位へ届き、肩関節への負担を軽減する。

関節リウマチで肩関節に痛みがある患者では、肩の挙上や過度の可動を避け、関節への負担を減らす工夫が重要である。図の4つの自助具のうち、長柄ブラシ(2)は柄が長く湾曲しているためリーチが延長され、背中や頭部・下肢など遠い部位に届く際に肩を大きく挙上・可動させずに済み、肩関節への負担を軽減できる。一方、万能カフ(1)とコップホルダー(3)は握力・把持力の低下を補う自助具、ボタンエイド(4)は手指の巧緻性低下を補う自助具であり、いずれも肩関節の負担軽減が主目的ではない。したがって適切なのは長柄ブラシ(2)である。

✗ 1. 誤り
1
手掌に巻くカフにスプーンを差し込んだ自助具。握力低下で食具を把持できない場合に使用し、肩関節の負担軽減が目的ではない
✓ 2. 正しい
2
柄が長く湾曲したブラシ。リーチを延長するため、整容・洗体時に肩を挙上・過度に可動させずに遠い部位へ届き、肩関節への負担を軽減する
✗ 3. 誤り
3
円筒コップに帯状ホルダーを付けた自助具。握力低下でコップを把持しにくい場合に使用し、肩の負担軽減が目的ではない
✗ 4. 誤り
4
柄の先にワイヤーのループが付いた自助具。手指の巧緻性低下時にボタンかけを補助するもので、肩関節の負担軽減とは無関係
ポイント
  • 肩関節可動域制限には柄の長い自助具で代償
  • 自助具は障害される関節・機能に合わせて選択
  • リウマチでは関節保護(負担軽減)が原則
比較表
主な自助具と対象機能
自助具補う機能
長柄ブラシ肩関節の可動域(挙上・回旋)
万能カフ握力低下時の道具固定
ボタンエイド手指の巧緻性(ボタンかけ)
リーチャー体幹前屈・上肢のリーチ延長
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