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理由で解く 看護師国試
肝切除後のドレーンから黄褐色〜黄金色の排液がみられたら、肝断端からの胆汁漏を第一に疑う。
肝切除術では肝の切離面(断端)に細い胆管が開存して残ることがあり、そこから胆汁が漏れる胆汁漏(胆汁瘻)は代表的な術後合併症である。胆汁はビリルビンを含むため黄褐色〜黄金色を呈し、術後数日のドレーン排液がこの色調に変化した場合は胆汁漏を強く疑う。よって4が正答である。正常な術後排液は血性→淡血性→淡々血性(漿液性)へと経過する。出血なら血性(赤色)、腹水は淡黄色透明の漿液性で、黄疸は血中ビリルビンの上昇による皮膚・眼球の黄染であってドレーン排液の色の直接の原因ではない。胆汁漏を放置すると胆汁性腹膜炎や腹腔内膿瘍に進展するため、排液の色・量の観察と早期報告が重要である。
| 排液の色 | 考えられる状態 |
|---|---|
| 鮮紅色(血性) | 術後出血 |
| 淡血性→漿液性(淡黄色透明) | 正常な経過・腹水成分 |
| 黄褐色〜黄金色 | 胆汁漏 |
| 混濁・膿性、悪臭 | 感染・縫合不全 |
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