学習トップ理由で解く 看護師国試第5章 ▸ 一般 / Q113A041

理由で解く 看護師国試

Q113A041 成人看護学

出典:第113回看護師国家試験(2024)午前 問41
問題
成人のがん患者が痛みの程度を数値で回答するスケールはどれか。
選択肢
1 フェイススケール
2 NRS
3 VAS
4 VRS
解答
正解2〈NRS〉
解説

NRS〈Numerical Rating Scale〉は痛みを0(痛みなし)〜10(最悪の痛み)の11段階の数値で患者自身が回答するスケール。

NRS(Numerical Rating Scale:数値評価スケール)は、痛みの強さを「0=痛みなし」から「10=考えられる最悪の痛み」までの11段階から患者が数値で答える方法で、口頭でも評価でき臨床で最も広く用いられる。設問の「数値で回答する」に合致するのはNRSであり、2が正答。VASは10cmの直線上に痛みの程度を印で示してもらい、後から距離を測定する方法(患者は数値そのものを答えない)、VRSは「痛みなし・軽度・中等度・高度」などの言葉で答える方法、フェイススケールは表情のイラストを選んでもらう方法で小児や高齢者にも使いやすい。

✗ 1. 誤り
フェイススケール
痛みの程度を表情の絵で選択するスケール。数値回答ではなく、小児などに有用
✓ 2. 正しい
NRS
0〜10の11段階の数値で患者自身が痛みの強さを回答する
✗ 3. 誤り
VAS
10cmの線上の位置で痛みを示し、測定者が距離を測る。患者が数値を答えるわけではない
✗ 4. 誤り
VRS
「軽い・中くらい・強い」など言葉〈verbal〉で痛みの程度を答えるスケール
ポイント
  • NRS=0〜10の数値で回答(口頭でも可)
  • VAS=10cmの線上に印、フェイススケール=表情イラスト、VRS=言語表現
  • 痛みは主観的体験であり患者の自己申告が評価の基本
比較表
痛みの評価スケールの比較
スケール回答方法特徴
NRS0〜10の数値を答える口頭で可能、臨床で最も汎用
VAS10cmの線上に印を付ける細かい変化を捉えるが道具が必要
VRS言葉(なし〜高度など)で答える簡便だが段階が粗い
フェイススケール表情の絵を選ぶ小児・高齢者・言語障害者に有用
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