学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第6章 ▸ 状況設定 / Q112P113
理由で解く 看護師国試
急性発症、夕方〜夜間に増悪する日内変動、見当識障害、睡眠覚醒リズムの乱れはせん妄の特徴。肺炎・脱水・高齢・入院という誘因もそろう。
Aさんは入院当日の夕方から落ち着かなくなり、話のつじつまが合わず時間の見当識障害(朝夕の取り違え)を認め、夜間に興奮・徘徊様行動を示し、日中と夜間で状態が変動している。この急性発症・変動性・夜間増悪(夕暮れ症候群)・注意/見当識障害はせん妄に典型的である。せん妄は感染(肺炎)、脱水、低酸素、環境変化などが誘因となり、高齢で身体疾患をもち入院した状況はハイリスクである。他の選択肢は睡眠中の異常行動や無呼吸を主体とするもので、覚醒時の混乱や見当識障害を伴う本例の病態とは異なる。
| 項目 | せん妄 | 認知症 |
|---|---|---|
| 発症 | 急性(数時間〜数日) | 緩徐(数か月〜年) |
| 経過 | 変動性・夜間増悪 | 慢性・進行性 |
| 意識 | 混濁・変動 | 清明(進行期を除く) |
| 可逆性 | 誘因除去で可逆的 | 基本的に不可逆 |
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