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理由で解く 看護師国試

Q112P040 基礎看護学

出典:第112回看護師国家試験(2023)午後 問40
問題
創傷治癒の成熟期の状態はどれか。
選択肢
1 マクロファージが創内を清浄化する。
2 基底細胞が創面を覆う。
3 肉芽組織を形成する。
4 瘢痕を形成する。
解答
正解4(瘢痕を形成する。)
解説

成熟期(瘢痕形成期)はコラーゲンが再構築され瘢痕が形成・成熟する最終段階である。

創傷治癒は炎症期→増殖期→成熟期(再構築期)の順に進む。炎症期では好中球やマクロファージが細菌・壊死組織を貪食し創内を清浄化する。増殖期では線維芽細胞が肉芽組織を形成し、基底(上皮)細胞が遊走して創面を上皮化する。成熟期ではコラーゲンの合成と分解のバランスがとれ、線維が再構築されて瘢痕組織が形成・成熟し、創部の強度が高まる。したがって「瘢痕を形成する」が成熟期に該当する。

✗ 1. 誤り
マクロファージが創内を清浄化する。
炎症期の現象
✗ 2. 誤り
基底細胞が創面を覆う。
増殖期の上皮化の現象
✗ 3. 誤り
肉芽組織を形成する。
増殖期の現象
✓ 4. 正しい
瘢痕を形成する。
成熟期(再構築期)にコラーゲンが再構築され瘢痕が形成・成熟する
ポイント
  • 創傷治癒の順序=炎症期→増殖期→成熟期
  • 炎症期=マクロファージによる清浄化
  • 増殖期=肉芽形成・上皮化
  • 成熟期=コラーゲン再構築・瘢痕形成
比較表
創傷治癒の過程
時期主な現象
炎症期止血、好中球・マクロファージによる清浄化
増殖期肉芽組織形成、血管新生、上皮化(基底細胞遊走)
成熟期(再構築期)コラーゲン再構築、瘢痕形成、創部強度増大
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