学習トップ理由で解く 看護師国試第8章 ▸ 一般 / Q111P062

理由で解く 看護師国試

Q111P062 母性看護学

出典:第111回看護師国家試験(2022)午後 問62
問題
性周期とホルモンについて正しいのはどれか。
選択肢
1 増殖期は基礎体温が上昇する。
2 プロラクチンによって排卵が起こる。
3 プロゲステロンは子宮内膜の増殖を促進する。
4 排卵直前に黄体形成ホルモン〈LH〉値が高くなる。
解答
正解4(排卵直前に黄体形成ホルモン〈LH〉値が高くなる。)
解説

排卵は下垂体前葉からの黄体形成ホルモン〈LH〉の急上昇(LHサージ)によって引き起こされる。

卵胞期にエストロゲンが上昇すると正のフィードバックで下垂体前葉からLHが一気に分泌され(LHサージ)、その約24〜36時間後に排卵が起こる。基礎体温は排卵後に分泌されるプロゲステロンの作用で上昇するため、増殖期(卵胞期)は低温相である。プロラクチンは乳汁分泌ホルモンで排卵誘発作用はなく、むしろ高値では排卵を抑制する。子宮内膜を増殖させるのはエストロゲンで、プロゲステロンは分泌期に内膜を分泌・維持させる。

✗ 1. 誤り
増殖期は基礎体温が上昇する。
増殖期は低温相。体温上昇は排卵後のプロゲステロン作用による
✗ 2. 誤り
プロラクチンによって排卵が起こる。
プロラクチンは乳汁分泌ホルモンで排卵は誘発しない
✗ 3. 誤り
プロゲステロンは子宮内膜の増殖を促進する。
内膜増殖はエストロゲンの作用。プロゲステロンは分泌期に働く
✓ 4. 正しい
排卵直前に黄体形成ホルモン〈LH〉値が高くなる。
LHサージが排卵の引き金
ポイント
  • LHサージが排卵の引き金
  • 基礎体温上昇はプロゲステロン(排卵後・高温相)
  • 内膜増殖はエストロゲン
比較表
性周期の主なホルモン作用
ホルモン主な作用
エストロゲン子宮内膜の増殖、LHサージ誘発
LH急上昇(LHサージ)で排卵を誘発
プロゲステロン分泌期の内膜維持、基礎体温上昇
プロラクチン乳汁分泌、高値で排卵抑制
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