学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第7章 ▸ 状況設定 / Q111A100
理由で解く 看護師国試
胆道閉鎖症では胆汁が腸管に流れず、胆汁色素(ビリルビン)由来の色がつかないため便は灰白色(アコリック便)になる。
Aちゃんは直接ビリルビン優位の高ビリルビン血症(総ビリルビン11.3、直接9.5mg/dL)、肝逸脱酵素上昇、眼球結膜黄染があり、腹部超音波で胆道閉鎖症が疑われている。胆道閉鎖では肝外胆管が閉塞して胆汁が十二指腸に排泄されないため、便に胆汁色素(ステルコビリン)がつかず灰白色となる。母子健康手帳の便色カードはこの便色異常を早期発見するためのもので、母親が便色に気づいた点が受診契機になっている。一方、排泄されなかった直接ビリルビンが血中に逆流し黄疸・濃色尿を呈する。
| 便の性状 | 示唆する病態 |
|---|---|
| 灰白色便 | 胆道閉鎖症・閉塞性黄疸(胆汁うっ滞) |
| タール便(黒色便) | 上部消化管出血 |
| イチゴゼリー様便(粘血便) | 腸重積症 |
| 米のとぎ汁様便 | ロタウイルス腸炎・コレラ |
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