学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第6章 ▸ 状況設定 / Q111A098
理由で解く 看護師国試
入院を契機とした高齢者のせん妄では、昼夜のリズムを整えることが基本で、日中に覚醒を促し夜間の睡眠を確保する。
case_textより、70歳のAさんは入院3日目に夜間不眠、見当識障害(『ここはどこですか』と繰り返す、亡くなった時代の記憶と混同するような発言)を呈しており、入院・環境変化を契機としたせん妄が疑われる。せん妄のケアの基本は昼夜リズムの回復であり、日中に眠っている場合は声かけや離床・活動で覚醒を促し、夜間の自然な睡眠につなげることが適切である。終日病室を明るくするのは昼夜のリズムを乱し不適。睡眠導入薬(特にベンゾジアゼピン系)はせん妄を悪化させうるため第一選択にせず、まず非薬物的介入を行う。せん妄患者を説得しても混乱を助長するだけで効果は乏しい。
| 項目 | せん妄 | 認知症 |
|---|---|---|
| 発症 | 急性(数時間〜数日) | 緩徐(数か月〜年) |
| 経過 | 変動性・夜間増悪 | 持続的・進行性 |
| 意識 | 混濁・変動する | 清明なことが多い |
| 可逆性 | 誘因除去で改善しうる | 基本的に不可逆 |
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