学習トップ理由で解く 看護師国試第7章 ▸ 一般 / Q111A057

理由で解く 看護師国試

Q111A057 小児看護学

出典:第111回看護師国家試験(2022)午前 問57
問題
発育と発達に遅れのない生後6か月の男児。BCG接種の翌日に接種部位が赤く腫れ次第に増悪して膿がみられたため、母親は接種後4日目に医療機関に電話で相談し、看護師が対応した。児に発熱はなく、哺乳や機嫌は良好である。このときの看護師の説明で適切なのはどれか。
選択肢
1 「通常の反応です」
2 「速やかに来院してください」
3 「1週間後にまた電話をください」
4 「患部をアルコール消毒してください」
解答
正解2(「速やかに来院してください」)
解説

BCG接種翌日からの早期の発赤・化膿はコッホ現象を疑い、結核感染の評価のため速やかな受診が必要。

通常のBCG接種では接種後2〜3週で局所反応(発赤・硬結・化膿)が出現し、これが正常な経過である。本例のように接種翌日という極めて早期に発赤・腫脹・化膿が生じ増悪する場合は、既に結核に感染している児にみられるコッホ現象が疑われる。結核感染の有無を確認する必要があるため、電話相談で経過観察とせず速やかな受診を促すのが適切である。

✗ 1. 誤り
「通常の反応です」
正常反応は接種後2〜3週で出現し、翌日からの反応は異常でコッホ現象を疑うため不適切
✓ 2. 正しい
「速やかに来院してください」
コッホ現象=結核感染の可能性があり、早期受診・評価が必要で適切
✗ 3. 誤り
「1週間後にまた電話をください」
結核感染の疑いを放置することになり、経過観察の指示は不適切
✗ 4. 誤り
「患部をアルコール消毒してください」
BCG接種部位は消毒せず自然乾燥が原則で、化膿部の原因評価も遅れるため不適切
ポイント
  • BCGの正常反応は接種後2〜3週で局所反応が出現
  • 接種翌日〜数日での早期反応=コッホ現象(結核既感染を疑う)
  • コッホ現象疑いは速やかに受診・評価
比較表
BCG接種後の局所反応
経過解釈
接種後2〜3週で発赤・化膿・硬結正常反応
接種後10日以内(早期)に発赤・化膿し増悪コッホ現象(結核既感染を疑う)
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