学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第9章 ▸ 状況設定 / Q110P110
理由で解く 看護師国試
過去の重要人物(暴力的だった父親)に向けていた感情を、目の前の看護師に向けているのは『転移』である。
転移とは、患者が過去の重要な人物(多くは親など)に対して抱いていた感情や態度を、無意識に治療者(看護師)に向ける現象である。Aさんは注意した看護師に『暴力的だった父親』を重ね合わせて攻撃的になっており、これは典型的な陰性転移である。感情の向きが治療者→患者の場合は逆転移。躁的防衛は抑うつ的な感情を否認して万能感や活動性で覆う機制、反動形成は受け入れがたい欲求と正反対の態度をとる機制であり、いずれもこの場面には当てはまらない。
| 用語 | 感情の向き/内容 |
|---|---|
| 転移 | 患者→治療者(過去の重要人物への感情の再現) |
| 逆転移 | 治療者→患者(治療者が抱く感情) |
| 躁的防衛 | 抑うつの否認を万能感・活動で覆う |
| 反動形成 | 受け入れがたい欲求と正反対の態度をとる |
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