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理由で解く 看護師国試

Q110P093 成人看護学

出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問93
問題
Aさん(64歳、女性、主婦)は、50歳で高血圧症と診断され、降圧薬を服用している。栄養指導を受け、食事療法も実施している。趣味はサイクリングと海外旅行である。数か月前からサイクリング中に息苦しさやめまいを感じるようになったため、かかりつけ医から紹介された病院を受診した。外来受診時のバイタルサインは、体温36.8°C、呼吸数24/分、脈拍40/分、血圧96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度zSpO2}98%(roomair!。
その後、Aさんにはペースメーカー植込み術が行われ、看護師は退院後の電磁干渉について説明を行った。Aさんからは「生活の中でどのようなことに注意をすれば良いですか」と質問があった。Aさんが最も注意する必要がある状況はどれか。
選択肢
1 新幹線への乗車
2 パーソナルコンピュータの使用
3 電動アシスト付き自転車での移動
4 電子商品監視装置〈Electronic Article Surveillance:EAS〉の通過
解答
正解4(電子商品監視装置〈Electronic Article Surveillance:EAS〉の通過)
解説

強い電磁波を発する店舗等の電子商品監視装置(EASゲート)はペースメーカーへ影響し得るため、立ち止まらず中央を速やかに通過する必要がある。

ペースメーカー植込み後は強い電磁波による誤作動(電磁干渉)に注意する。店舗の出入口やゲートに設置される電子商品監視装置(EAS:万引き防止ゲート)は比較的強い電磁界を発生し、ゲート内やその近くに立ち止まると干渉のおそれがある。そのため中央を速やかに通り抜け、ゲート付近に留まらないよう指導する。新幹線乗車、パソコンの使用、電動アシスト自転車は日常生活で通常問題となる電磁干渉は生じない。したがって最も注意すべきはEASの通過。

✗ 1. 誤り
新幹線への乗車
通常の乗車で問題となる電磁干渉はなく、特別な注意は不要
✗ 2. 誤り
パーソナルコンピュータの使用
一般的なPC使用で影響を受けることはほぼなく、注意対象として最優先ではない
✗ 3. 誤り
電動アシスト付き自転車での移動
通常の使用で臨床的な干渉は問題にならない
✓ 4. 正しい
電子商品監視装置〈Electronic Article Surveillance:EAS〉の通過
強い電磁界を発生し誤作動のおそれがあるため、立ち止まらず速やかに通過する必要があり最も注意を要する
ポイント
  • EAS(万引き防止ゲート)は立ち止まらず中央を速やかに通過
  • IH調理器・強い磁場・一部医療機器(MRI等)にも注意
  • 携帯電話は植込み部位から一定距離を保つ
比較表
ペースメーカーと電磁干渉の目安
状況注意の要否
EASゲート(店舗の防犯ゲート)立ち止まらず速やかに通過
携帯電話植込み部位から離して使用
IH調理器近距離での長時間使用に注意
家電・PC・新幹線通常は問題なし
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