学習トップ理由で解く 看護師国試第9章 ▸ 一般 / Q110P063

理由で解く 看護師国試

Q110P063 精神看護学

出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問63
問題
精神障害者保健福祉手帳で正しいのはどれか。
選択肢
1 知的障害も交付対象である。
2 取得すると住民税の控除対象となる。
3 交付によって生活保護費の支給が開始される。
4 疾病によって障害が永続する人が対象である。
解答
正解2(取得すると住民税の控除対象となる。)
解説

精神障害者保健福祉手帳を取得すると所得税・住民税の障害者控除など税制上の優遇が受けられる。知的障害単独は療育手帳の対象で、この手帳は精神疾患による生活・社会生活上の制約がある人が対象である。

精神障害者保健福祉手帳は、統合失調症や気分障害などの精神疾患により長期にわたり日常生活・社会生活に制約がある人を対象とし、有効期間は2年で更新が必要である。取得すると所得税・住民税だけでなく相続税でも障害者控除の対象となり、自治体や事業者によっては自動車税・軽自動車税の減免や公共料金・交通運賃の割引を受けられることもある(等級や所得などの条件が付くものが多い)。知的障害のみの場合は療育手帳の対象で本手帳の対象ではない。手帳の交付と生活保護費の支給は別制度であり、交付が支給開始の要件ではない。障害が『永続する』ことは要件ではなく、2年ごとに障害の状態を再判定する。したがって『取得すると住民税の控除対象となる』が正しい。

✗ 1. 誤り
知的障害も交付対象である。
知的障害単独は療育手帳の対象で、本手帳の対象ではない
✓ 2. 正しい
取得すると住民税の控除対象となる。
所得税・住民税に加え相続税でも障害者控除の対象となり、税制上の優遇が受けられる
✗ 3. 誤り
交付によって生活保護費の支給が開始される。
手帳と生活保護は別制度で、交付が支給要件ではない
✗ 4. 誤り
疾病によって障害が永続する人が対象である。
有効期間2年で更新(再判定)が必要であり、永続が要件ではない
ポイント
  • 精神障害者保健福祉手帳=精神疾患による生活制約が対象
  • 知的障害単独は療育手帳
  • 有効期間2年・更新制、住民税等の障害者控除の対象
比較表
障害者手帳の種類と対象
手帳対象特徴
精神障害者保健福祉手帳精神疾患による生活制約有効期間2年・更新制
療育手帳知的障害自治体が判定
身体障害者手帳身体障害原則更新不要(等級判定)
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