学習トップ理由で解く 看護師国試第5章 ▸ 一般 / Q110P028

理由で解く 看護師国試

Q110P028 成人看護学

出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問28
問題
膀胱癌について正しいのはどれか。
選択肢
1 女性に多い。
2 尿路上皮癌より腺癌が多い。
3 経尿道的生検によって治療法を決定する。
4 表在性の癌に対して膀胱全摘除術が行われる。
解答
正解3(経尿道的生検によって治療法を決定する。)
解説

膀胱癌は経尿道的膀胱腫瘍切除術〈TURBT〉による生検で浸潤の深さ・悪性度を判定し治療方針を決める。

膀胱癌は組織学的に大部分が尿路上皮癌(移行上皮癌)で、男性に多く(男女比約3:1)、無症候性肉眼的血尿が典型症状。診断・治療方針決定には経尿道的膀胱腫瘍切除術〈TURBT〉を行い、切除標本で筋層浸潤の有無・異型度を評価する。筋層非浸潤性(表在性)ではTURBTと膀胱内注入療法(BCG等)を行い膀胱を温存し、筋層浸潤癌に対して膀胱全摘除術が選択される。

✗ 1. 誤り
女性に多い。
喫煙などが危険因子で男性に多い(男女比約3:1)
✗ 2. 誤り
尿路上皮癌より腺癌が多い。
大部分は尿路上皮癌で腺癌はまれ
✓ 3. 正しい
経尿道的生検によって治療法を決定する。
TURBTで浸潤度・異型度を評価し治療方針を決める
✗ 4. 誤り
表在性の癌に対して膀胱全摘除術が行われる。
表在性(筋層非浸潤性)は膀胱温存が原則で、全摘は筋層浸潤癌に行う
ポイント
  • 大部分は尿路上皮癌・男性に多い
  • 無症候性肉眼的血尿が典型
  • TURBTで診断と治療方針決定
  • 筋層浸潤癌に膀胱全摘
比較表
膀胱癌の病期と治療
病期特徴治療
筋層非浸潤性(表在性)膀胱を温存可能TURBT+膀胱内注入療法(BCG等)
筋層浸潤性深達度が深い膀胱全摘除術+尿路変向
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