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理由で解く 看護師国試

Q110P025 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問25
問題
巨赤芽球性貧血の原因はどれか。
選択肢
1 ビタミンA欠乏
2 ビタミンB12欠乏
3 ビタミンC欠乏
4 ビタミンE欠乏
5 ビタミンK欠乏
解答
正解2(ビタミンB12欠乏)
解説

巨赤芽球性貧血はビタミンB12または葉酸の欠乏でDNA合成が障害されて生じる大球性貧血である。

巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12または葉酸の欠乏によりDNA合成が障害され、赤芽球の核成熟が細胞質より遅れて巨大な赤芽球(巨赤芽球)が生じる貧血である。MCVが上昇する大球性正色素性貧血を呈する。ビタミンB12欠乏の代表が悪性貧血(胃の内因子欠乏による吸収障害)で、神経症状を伴うことがある。選択肢のうちDNA合成に関わるのはビタミンB12であり、これが原因となる。

✗ 1. 誤り
ビタミンA欠乏
夜盲症・角膜乾燥症を来すが貧血の直接原因ではない
✓ 2. 正しい
ビタミンB12欠乏
DNA合成障害により巨赤芽球性貧血(悪性貧血など)を起こす
✗ 3. 誤り
ビタミンC欠乏
壊血病(毛細血管脆弱・出血)の原因で、巨赤芽球性貧血の原因ではない
✗ 4. 誤り
ビタミンE欠乏
抗酸化作用の低下や溶血傾向を来すが巨赤芽球性貧血の原因ではない
✗ 5. 誤り
ビタミンK欠乏
凝固因子産生障害による出血傾向の原因で、貧血の直接原因ではない
ポイント
  • 巨赤芽球性貧血=ビタミンB12または葉酸欠乏
  • 大球性(MCV高値)貧血
  • B12欠乏の悪性貧血は内因子欠乏+神経症状
比較表
貧血とMCVによる分類
分類〈MCV〉代表疾患主な原因
大球性巨赤芽球性貧血ビタミンB12・葉酸欠乏
正球性溶血性貧血・腎性貧血赤血球破壊・エリスロポエチン低下
小球性鉄欠乏性貧血鉄不足
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