学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第4章 ▸ 一般 / Q110A082
理由で解く 看護師国試
感染のない創では、適度な湿潤環境〈moist wound healing〉が細胞遊走を助け上皮化を促進する。
現在の創傷管理では、感染徴候のない創を適度に湿潤に保つ湿潤環境下療法〈moist wound healing〉が推奨される。滲出液に含まれる成長因子や細胞が保たれ、表皮細胞や線維芽細胞が遊走・増殖しやすくなり、上皮化と肉芽形成が促進されるためである。したがって選択肢3の湿潤が正しい。過度の圧迫や浮腫は組織の血流・酸素供給を妨げ、痂皮(かさぶた)は表皮細胞の遊走を妨げて治癒を遅らせる。消毒薬は細菌だけでなく治癒に必要な線維芽細胞なども傷害するため、感染のない創にルーチンで用いるのは適切でない。
| 区分 | 要因 |
|---|---|
| 促進する | 適度な湿潤環境、十分な血流・酸素、良好な栄養(蛋白質・亜鉛・ビタミンC) |
| 妨げる | 乾燥・痂皮、感染、圧迫・浮腫、低栄養、消毒薬の乱用、糖尿病・ステロイド |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。