学習トップ理由で解く 看護師国試第8章 ▸ 一般 / Q109P062

理由で解く 看護師国試

Q109P062 母性看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問62
問題
エストロゲン低下によって更年期の女性に起こるのはどれか。
選択肢
1 骨量の低下
2 内臓脂肪の減少
3 脳血流量の増加
4 HDLコレステロールの上昇
解答
正解1(骨量の低下)
解説

エストロゲンは骨吸収を抑制するため、更年期の低下により骨吸収が進み骨量が低下し、骨粗鬆症のリスクが高まる。

エストロゲンは破骨細胞による骨吸収を抑制する作用をもつ。更年期にエストロゲンが低下すると骨吸収が骨形成を上回り、骨量が減少して骨粗鬆症を来しやすい。エストロゲン低下では脂質代謝も悪化しHDL(善玉)コレステロールは低下、LDLは上昇する。内臓脂肪はむしろ増加し、脳血流量は減少する傾向にある。したがって『骨量の低下』が正しい。

✓ 1. 正しい
骨量の低下
エストロゲン低下で骨吸収抑制が外れ骨量が減少、骨粗鬆症をきたす
✗ 2. 誤り
内臓脂肪の減少
エストロゲン低下では内臓脂肪はむしろ増加する
✗ 3. 誤り
脳血流量の増加
エストロゲンは血管拡張作用をもち、低下すると脳血流はむしろ減少傾向
✗ 4. 誤り
HDLコレステロールの上昇
エストロゲン低下でHDLは低下しLDLは上昇する
ポイント
  • エストロゲンは骨吸収を抑制→低下で骨量減少・骨粗鬆症
  • 更年期はHDL低下・LDL上昇で脂質異常症リスク増
  • 内臓脂肪は増加傾向
比較表
エストロゲン低下による更年期の変化
項目変化
骨量低下(骨粗鬆症)
HDLコレステロール低下
LDLコレステロール上昇
内臓脂肪増加
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