学習トップ理由で解く 看護師国試第6章 ▸ 一般 / Q109P055

理由で解く 看護師国試

Q109P055 老年看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問55
問題
老化によって減少または低下するのはどれか。
選択肢
1 重心の動揺
2 糸球体の数
3 嗅覚の閾値
4 前立腺の重量
解答
正解2(糸球体の数)
解説

加齢では腎臓の糸球体(ネフロン)の数が減少する。重心動揺・嗅覚の閾値・前立腺の重量はむしろ増大・上昇する。

加齢に伴い腎臓では機能するネフロン(糸球体)の数が減少し、糸球体濾過量〈GFR〉も低下する。一方、平衡機能や下肢筋力の低下により立位時の重心の動揺は増大する。嗅覚は加齢で低下するが、これは「閾値の上昇」(より強い匂いでないと感知できない)として現れるため嗅覚の閾値は上昇する。前立腺は加齢とともに前立腺肥大により重量が増加する。したがって老化で「減少または低下」するのは糸球体の数である。

✗ 1. 誤り
重心の動揺
平衡機能・筋力低下により増大するので誤(減少しない)
✓ 2. 正しい
糸球体の数
加齢でネフロン(糸球体)数が減少しGFRも低下するため正しい
✗ 3. 誤り
嗅覚の閾値
加齢で嗅覚は鈍化=閾値は上昇するので誤(減少・低下しない)
✗ 4. 誤り
前立腺の重量
前立腺肥大により増加するので誤(減少しない)
ポイント
  • 加齢で糸球体(ネフロン)数減少・GFR低下
  • 重心動揺は増大(易転倒)
  • 嗅覚の閾値は上昇(感度低下)
  • 前立腺は肥大で重量増加
比較表
加齢による変化の方向
項目加齢による変化
糸球体(ネフロン)の数・GFR減少・低下
重心の動揺増大
嗅覚の閾値上昇(感度は低下)
前立腺の重量増加(前立腺肥大)
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