学習トップ理由で解く 看護師国試第6章 ▸ 必修 / Q109P008

理由で解く 看護師国試

Q109P008 老年看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問8
問題
老年期にみられる身体的な変化はどれか。
選択肢
1 血管抵抗の増大
2 消化管の運動の亢進
3 水晶体の弾性の増大
4 メラトニン分泌量の増加
解答
正解1(血管抵抗の増大)
解説

加齢では動脈硬化により末梢血管抵抗が増大し、収縮期血圧が上昇しやすい。

老化に伴い動脈壁の弾力性が低下(動脈硬化)し末梢血管抵抗が増大するため、収縮期血圧の上昇や脈圧の拡大を生じやすい。よって正答は選択肢1。加齢では消化管運動は低下し、水晶体は弾性を失って老視となり、松果体のメラトニン分泌は減少して睡眠障害の一因となる。いずれも選択肢2〜4は「亢進・増大・増加」とする点が誤り。

✓ 1. 正しい
血管抵抗の増大
動脈硬化により末梢血管抵抗が増し収縮期血圧が上昇する
✗ 2. 誤り
消化管の運動の亢進
加齢では蠕動運動は低下し便秘を生じやすい
✗ 3. 誤り
水晶体の弾性の増大
加齢で弾性は低下し老視(調節力低下)となる
✗ 4. 誤り
メラトニン分泌量の増加
加齢で分泌は減少し睡眠が浅くなる
ポイント
  • 加齢=末梢血管抵抗↑(動脈硬化)
  • 消化管運動↓・便秘傾向
  • 水晶体弾性↓(老視)・メラトニン↓
比較表
加齢に伴う主な身体的変化
項目変化
末梢血管抵抗増大(収縮期血圧上昇)
消化管運動低下
水晶体の弾性低下(老視)
メラトニン分泌減少
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