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理由で解く 看護師国試

Q109P028 人体の構造と機能

出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問28
問題
体温のセットポイントが突然高く設定されたときに起こるのはどれか。
選択肢
1 立毛
2 発汗
3 代謝抑制
4 皮膚血管拡張
解答
正解1(立毛)
解説

セットポイント上昇時(発熱の上昇期)は熱を上げようとして熱産生増加・熱放散抑制が起こる。立毛(鳥肌)はその一つ。

視床下部の体温調節中枢のセットポイントが発熱物質などで高く設定されると、体温をそこまで上げようとして熱産生の亢進と熱放散の抑制が同時に起こる。具体的には骨格筋のふるえ(シバリング)や代謝亢進による熱産生増加、皮膚血管の収縮と立毛による熱放散抑制が生じ、悪寒(さむけ)を伴う。立毛はこの熱放散抑制の反応である。一方、発汗と皮膚血管拡張は熱を逃がす反応で、セットポイントが下がる解熱期に起こる。代謝は抑制ではなく亢進する。

✓ 1. 正しい
立毛
皮膚血管収縮とともに熱放散を抑える反応で、セットポイント上昇時(悪寒期)に起こる
✗ 2. 誤り
発汗
熱を放散させる反応で、セットポイントが下がる解熱期に起こる
✗ 3. 誤り
代謝抑制
セットポイント上昇時は熱産生のため代謝は亢進する。抑制は逆
✗ 4. 誤り
皮膚血管拡張
熱放散を促す反応で解熱期に起こる。上昇期は血管収縮する
ポイント
  • セットポイント上昇(上昇期)=熱産生↑・熱放散↓
  • 上昇期の反応=ふるえ・立毛・皮膚血管収縮・悪寒
  • 解熱期=発汗・皮膚血管拡張で熱放散
  • 発熱時は代謝が亢進する
比較表
発熱の各期と体温調節反応
時期生体の反応
上昇期(セットポイント↑)ふるえ・立毛・皮膚血管収縮・悪寒/代謝亢進
極期高体温を維持
解熱期(セットポイント↓)発汗・皮膚血管拡張で熱放散
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