学習トップ理由で解く 看護師国試第5章 ▸ 状況設定 / Q109A119

理由で解く 看護師国試

Q109A119 成人看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午前 問119
問題
Aさん(75歳、女性)は、脂質異常症と高血圧症で通院中で、定期受診のため、外来待合室で順番を待っていた。Aさんは、待合室の雑誌を取ろうと立ち上がり、歩こうとしたところ、右足が思うように動かず引きずって歩いた。外来看護師が声をかけると、Aさんは「らいじょうぶ」と返答したが、ろれつが回らなかった。
検査の結果、Aさんは左脳の運動野に脳梗塞を発症していることが分かった。Aさんは3週間の入院治療を経て転院し、2か月間のリハビリテーションを行うことになった。転院先の医療機関に提供する情報で最も優先するのはどれか。
選択肢
1 診療情報提供書
2 要介護認定の申請書
3 医療相談員の相談記録
4 使用中の車椅子の機種
5 身体障害者手帳の申請書
解答
正解1(診療情報提供書)
解説

医療機関間の転院で治療・看護の継続に不可欠なのは、診断・経過・治療内容を伝える診療情報提供書。

転院先でリハビリを含む医療を継続するには、これまでの診断名・治療経過・現在の状態・投薬などの医学的情報の引き継ぎが不可欠である。これを担う公式文書が診療情報提供書(紹介状)であり、医療機関間の情報提供として最も優先される。要介護認定や身体障害者手帳の申請は退院後の生活支援に関わる手続きで転院時の最優先ではなく、相談記録や車椅子の機種は補足情報にとどまる。

✓ 1. 正しい
診療情報提供書
診断・経過・治療内容を医療機関間で引き継ぐ公式文書で、治療継続に不可欠で最優先
✗ 2. 誤り
要介護認定の申請書
退院後の介護サービス利用の手続きで、転院時の最優先ではない
✗ 3. 誤り
医療相談員の相談記録
社会的支援の補足情報で医療継続の中心情報ではない
✗ 4. 誤り
使用中の車椅子の機種
ADL支援上の参考情報にとどまる
✗ 5. 誤り
身体障害者手帳の申請書
福祉サービス利用の手続きで転院時の最優先ではない
ポイント
  • 転院時の医療継続には診療情報提供書が不可欠
  • 介護認定・障害者手帳は退院後の生活支援の手続き
  • 医療機関間で優先すべきは医学的情報の引き継ぎ
比較表
転院時に提供する情報の優先度
情報位置づけ
診療情報提供書最優先:診断・治療の継続に不可欠
要介護認定・障害者手帳申請退院後の生活支援手続き
相談記録・車椅子機種補足情報
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 看護師国試
App Store入手