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理由で解く 看護師国試

Q108P075 人体の構造と機能

出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問75
問題
胃底腺の主細胞の分泌物に由来するタンパク分解酵素はどれか。
選択肢
1 アミラーゼ
2 キモトリプシン
3 トリプシン
4 ペプシン
5 リパーゼ
解答
正解4(ペプシン)
解説

胃底腺の主細胞はペプシノゲンを分泌し、胃酸で活性化されてタンパク分解酵素ペプシンになる。

胃底腺には主細胞・壁細胞・副細胞などがある。主細胞は不活性型のペプシノゲンを分泌し、壁細胞が分泌する塩酸(胃酸)によってペプシンへと活性化される。ペプシンは胃内の酸性環境で働くタンパク分解酵素である。トリプシンやキモトリプシンは膵臓由来(十二指腸で働く)、アミラーゼは糖質分解酵素、リパーゼは脂肪分解酵素であり、いずれも主細胞由来のタンパク分解酵素ではない。

✗ 1. 誤り
アミラーゼ
デンプン(糖質)を分解する酵素で唾液・膵臓由来。タンパク分解酵素ではない
✗ 2. 誤り
キモトリプシン
タンパク分解酵素だが膵臓由来で小腸内で働く
✗ 3. 誤り
トリプシン
タンパク分解酵素だが膵臓由来で小腸内で働く
✓ 4. 正しい
ペプシン
胃底腺主細胞由来のペプシノゲンが胃酸で活性化されたタンパク分解酵素
✗ 5. 誤り
リパーゼ
脂肪を分解する酵素で主に膵臓由来。タンパク分解酵素ではない
ポイント
  • 主細胞=ペプシノゲン(→ペプシン)
  • 壁細胞=塩酸(胃酸)・内因子
  • ペプシノゲンは胃酸で活性化
  • トリプシン・キモトリプシンは膵臓由来
比較表
胃底腺の細胞と分泌物
細胞分泌物
主細胞ペプシノゲン
壁細胞塩酸(胃酸)・内因子
副細胞(粘液細胞)粘液
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