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理由で解く 看護師国試

Q108P061 小児看護学

出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問61
問題
知的障害〈精神遅滞〉の原因となる疾患はどれか。
選択肢
1 統合失調症
2 フェニルケトン尿症
3 Alzheimer〈アルツハイマー〉病
4 Creutzfeldt-Jakob〈クロイツフェルト・ヤコブ〉病
解答
正解2(フェニルケトン尿症)
解説

フェニルケトン尿症は先天性アミノ酸代謝異常で、未治療のままだと脳障害により知的障害を来す。

フェニルケトン尿症はフェニルアラニン水酸化酵素の欠損によりフェニルアラニンが蓄積し、新生児期から治療(低フェニルアラニン食)をしないと不可逆的な知的障害を生じる。新生児マススクリーニングの対象疾患で、早期発見・食事療法により発症を予防できる。他の選択肢は成人以降に発症する精神疾患や認知症であり、生来の知的障害の原因ではない。

✗ 1. 誤り
統合失調症
思春期以降に発症する精神疾患で、知的障害(生来の知的発達の遅れ)の原因ではない
✓ 2. 正しい
フェニルケトン尿症
先天代謝異常で、未治療だと知的障害を来す代表的疾患
✗ 3. 誤り
Alzheimer〈アルツハイマー〉病
主に高齢期に発症する後天的な認知症で、知的障害とは区別される
✗ 4. 誤り
Creutzfeldt-Jakob〈クロイツフェルト・ヤコブ〉病
プリオンによる疾患で進行性の認知症を来す後天的疾患
ポイント
  • フェニルケトン尿症=先天代謝異常、未治療で知的障害
  • 新生児マススクリーニング対象、食事療法で予防可能
  • 知的障害(発達期の障害)と認知症(後天的低下)は別概念
比較表
知的障害と認知症の違い
区分特徴代表例
知的障害(精神遅滞)発達期に生じる知的機能の遅れフェニルケトン尿症、ダウン症候群
認知症いったん獲得した知能の後天的低下Alzheimer病、Creutzfeldt-Jakob病
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