学習トップ理由で解く 看護師国試第5章 ▸ 一般 / Q108P046

理由で解く 看護師国試

Q108P046 成人看護学

出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問46
問題
慢性副鼻腔炎の手術を受けた患者に対する説明で適切なのはどれか。
選択肢
1 咽頭にたまった分泌物は飲んでも良い。
2 臥床時は頭部を低く保つ。
3 手術当日から入浴が可能である。
4 物が二重に見えるときは看護師に伝える。
解答
正解4(物が二重に見えるときは看護師に伝える。)
解説

副鼻腔は眼窩に近接するため、術後の複視(物が二重に見える)は眼窩内合併症のサインであり直ちに報告させる。

慢性副鼻腔炎の内視鏡下鼻内手術では、副鼻腔と眼窩・視神経が薄い骨壁で隣接するため、まれに眼窩内出血や眼筋・視神経損傷を生じ、複視や視力障害が出現しうる。物が二重に見える(複視)は重篤な合併症の徴候であり、直ちに看護師に伝えるよう指導するのが適切。分泌物や血液は飲み込まず口から出させ(嚥下すると出血量が把握できず悪心を招く)、術後は出血・浮腫軽減のため頭部を高くし、当日の入浴は循環促進で出血を助長するため避ける。

✗ 1. 誤り
咽頭にたまった分泌物は飲んでも良い。
血液・分泌物は飲み込まず吐き出させる。嚥下は出血量把握を妨げ悪心・嘔吐を招く
✗ 2. 誤り
臥床時は頭部を低く保つ。
頭部を高くして静脈還流を促し出血・浮腫を軽減する
✗ 3. 誤り
手術当日から入浴が可能である。
入浴は血管拡張・血流増加で後出血を助長するため当日は避ける
✓ 4. 正しい
物が二重に見えるときは看護師に伝える。
複視は眼窩内合併症の徴候であり直ちに報告させるべき
ポイント
  • 副鼻腔は眼窩・視神経に近接
  • 複視・視力障害は眼窩内合併症のサイン→直ちに報告
  • 術後は頭部挙上・当日入浴回避・分泌物は飲み込まない
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