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理由で解く 看護師国試
検査値ではHb 6.9g/dLの高度貧血があり脳への酸素供給が低下してふらつきを生じ、腹水貯留は腹部膨満で重心が前方に移動しバランスを崩すため、いずれも直接的な転倒要因になる。
転倒要因は「その所見が実際に立位・歩行の安定性を損なうか」で判断する。Hb 6.9g/dLは正常(女性約12g/dL以上)の半分程度で高度貧血にあたり、脳への酸素供給低下による立ちくらみ・易疲労・ふらつきを起こす。腹水貯留は腹部膨満で腹圧が上がり横隔膜が挙上、重心が前方・上方に移動し、歩行時のバランスが不安定になる。総蛋白4.5g/dL・アルブミン2.9g/dLと低く、膠質浸透圧の低下も腹水がたまる一因となりうる(背景には原発不明癌の多臓器への転移がある)。なお、Na130mEq/Lの低ナトリウム血症もあるが、選択肢には挙がっていない。一方、AST45・ALT60の軽度肝機能低下、SpO2 97%(低酸素血症なし)、K4.2mEq/L(基準3.5〜5.0mEq/L)は、この時点で転倒の直接要因とは言えない。
| 所見 | 値 | 基準との比較 | 転倒要因か |
|---|---|---|---|
| Hb | 6.9 g/dL | 高度低下(貧血) | ○ |
| 腹水 | 腹囲80cm・貯留あり | 重心移動・バランス障害 | ○ |
| AST/ALT | 45/60 IU/L | 軽度上昇 | × |
| SpO2 | 97% | 正常 | × |
| K | 4.2 mEq/L | 正常 | × |
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