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理由で解く 看護師国試

Q107P082 精神看護学

出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問82
問題
精神障害者のリカバリ〈回復〉について正しいのはどれか。
選択肢
1 ストレングスモデルが適用される。
2 目標に向かう直線的な過程である。
3 精神疾患が寛解した時点から始まる。
4 精神障害者が1人で達成を目指すものである。
5 精神障害者が病識を獲得するまでの過程である。
解答
正解1(ストレングスモデルが適用される。)
解説

リカバリは本人の強み(ストレングス)を活かして自分らしい生活を再構築していく主体的で非直線的な過程である。

リカバリ(回復)とは、症状が完全に消失することではなく、精神疾患を抱えながらも希望を持ち、自分らしく意味のある人生を主体的に築いていく過程を指す。この考え方を支援に生かすのがストレングスモデルで、本人のもつ長所・能力・希望・環境資源などの「強み」に着目して支援する。したがって選択肢1が正しい。リカバリは一直線に進むものではなく、後退や停滞を含む個別的な過程であり、寛解を前提とせず、周囲の支援・仲間(ピア)との関わりの中で進み、病識の獲得だけを目標とするものでもない。

✓ 1. 正しい
ストレングスモデルが適用される。
本人の強みに着目するストレングスモデルはリカバリ志向の支援の中核
✗ 2. 誤り
目標に向かう直線的な過程である。
後退・停滞を含む非直線的で個別的な過程であり誤り
✗ 3. 誤り
精神疾患が寛解した時点から始まる。
症状があってもリカバリは始められ、寛解は前提ではない
✗ 4. 誤り
精神障害者が1人で達成を目指すものである。
支援者やピアとの関わりの中で進む協働的過程で、1人で達成するものではない
✗ 5. 誤り
精神障害者が病識を獲得するまでの過程である。
精神障害者が病識を獲得するまでの過程である:病識獲得のみを目標とするものではなく、人生の再構築の過程
ポイント
  • リカバリ=症状消失ではなく自分らしい人生の再構築
  • ストレングスモデル=本人の強み・希望・資源に着目
  • 非直線的・個別的で、ピアサポートや支援との協働が重要
比較表
リカバリ概念のポイント
観点内容
目標症状消失ではなく自分らしい生活の再構築
過程非直線的・個別的(後退や停滞も含む)
支援モデルストレングスモデル(強みに着目)
関わりピアサポート・支援者との協働
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